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令和3年12月15日 第7回「おとなのがん講座」を開催しました



足立区の西新井ギャラクシティにて無料がん講座を開催いたしました。今回は東京女子医科大学東医療センター副院長の加藤博之教授と乳腺診療部の湯川寛子先生、そして前回も講演してくださったサバイバーの藤原緑さんからご講演いただきました。

東京女子医科大学附属足立医療センターは、足立区内初の大学病院として令和411日に開院されます。

加藤先生の講演内容は大腸がんについてでした。現在女性のがん罹患率で1位乳がん2位は大腸がんとなっていますが、死亡率においては大腸がんが1位となっています。大腸がんの症状としてはいくつかあげられますが、早期がんはほとんどが無症状となっており、検診をしないと見つからないとのことです。その他便に少量の血液がまじることや、おなかに少し違和感があることもあげられました。

その後大腸がんの早期発見の為に行う便潜血検査のメリットや、発見されたがんの半数は、手術ではなく内視鏡治療で根治できることなどのお話を頂き、最後に大事なこととして、大腸がんは早くみつければお腹を切らずに治ること、検診では便潜血反応が重要であること、そして大腸内視鏡検診は怖くないなどのお話でまとめられました。

 

湯川先生からは、乳がん検診に関する話題、定期がん検診継続の必要性、ブレストアウェアネスについての3点をメインとしてお話を頂きました。まず検診と健診の違いから始まり、乳がん検診の目的及び検査内容の説明、乳がん検診でよく耳にする高濃度乳房についての説明をして頂きました。

定期がん検診継続の必要性については、実際に過去に発生した実例をもとに重要性について話していただき、ブレストアウェアネスについては、その意味である「女性自身が自分の乳房の状態に日頃から関心をもち乳房を意識して生活する健康教育」から、早期発見において重要であることや具体的なやり方、気を付けるべきポイントなどをわかりやすく話して頂きました。