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令和4年3月26日 第10回「おとなのがん講座」を開催しました
令和4年3月26日 第10回「おとなのがん講座」を開催しました
足立区北千住駅側にある「シアター1010」にて無料がん講座を開催し、東京都立駒込病院の出江洋介先生と中喉頭がんサバイバーの花木裕介様にてご講演頂きました。
現在、死亡原因のトップはがんとなっています。遺伝子になんらかの傷ができるとがん細胞となり、それは無制限に分裂し血管を通じて広がっていき、生涯のガンのリスクも男性62%,女性46%と言われております。1個の正常細胞ががん化して早期がんとして見つかるまでは約10~20年くらいかかります。しかし早期の段階で見つかると90%以上治ります。
日本人の中で多いがんは、胃がん、大腸がん、肺がん、前立腺がん、乳がん、子宮がんであり、それぞれのがんについての説明、がんの予防方法である「がんを防ぐ生活習慣」と「早期発見・早期治療」についての説明、その他がんの治療方法、緩和ケア等多岐にわたりお話を頂きました。
サバイバーの花木様は、医療関連サービス会社にて勤務されている一方、一般社団法人がんチャレンジャー代表理事を務めておりブログや書籍を通じての活動もされておられます。
30代後半のころ、仕事中に何気なくついた頬杖で首に腫れを発見。総合病院で精密検査の結果、咽頭がん(ステージⅣ)の宣告。約半年間の治療の末、病巣は消滅しました。発見されてからの尽きない不安と恐怖、治療・療養の日々の内容についての体験談を話されました。
最後に2021年に再発が発見。しかし年1回の定期がん検診を受診していたことで早期での発見となり、内視鏡手術で取ることができましたと報告。ご自身の経験も踏まえて来場者へ定期的ながん検診受診の重要性を伝えておられました。