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令和5年1月18日 第13回「おとなのがん講座」を開催しました

 

足立区の北千住にある生涯学習センター(学びピア)にて、令和5年初のがん講座を開催いたしました。今回は東京大学付属病院の南谷優成先生と乳がんサバイバー藤原裕子様にご講演いただきました。

 

南谷先生は文部科学省の外部教育の講師としても活動しており、また弊社の対がん活動で配布している「がん検診のススメ」冊子の著者、中川恵一特任教授と同じ講座にいらっしゃいます。

現在がんは、65歳までの働く世代が全体の3割を占めており、決して ご高齢の方だけの病気ではありません。また乳がん、子宮頸がんなど若い女性のがんも増えており、乳がんに関しては9人に1人が罹患するといわれています。

そのようなことも踏まえて現在小中学校でがん授業をおこなっています。内容をよりわかりやすくするために、YouTubeで見られるアニメ動画なども使用しているそうです。

https://www.youtube.com/watch?v=zsFu_1IZsI8

またネット環境で簡単にできる「がんリスクチェック」も紹介してくれました。

https://epi.ncc.go.jp/riskcheck/canchd/

タバコをやめること、生活習慣を良くすること、定期的にがん健診を受けることが、がんのリスクを下げることに重要です。「がんになっても働ける社会を皆さんで協力して作っていきましょう」と伝えられていました。

 

サバイバーの藤原様は乳がんに罹患されて5年経過し、最近再発していることが確認され、現在も治療中です。罹患前は区からがん検診の封筒が届いても、封も開けずに置いていたそうです。入浴中に胸のしこりに気づいた時、偶然にも区からのクーポンが目につき検診に行かれました。精密検査後、乳がんということを告知されました。

大きさは1.5センチ、脇リンパに転移がありステージ2の状態でした。その後温存手術と25回の放射線治療を行いました。がんになり本当にたくさんのことに気づき、小さなことに感謝できるようになったと話されていました。最後に、「がん患者さんが周りにいたら気持ちに寄り添ってあげて欲しい、温かい目で見守ってほしい」と会場の参加者へ話されておられました。